野原 実

Minoru Nohara

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低温物理学研究室 教授

1986年(昭和61年)広島大学理学部物理学科に入学。その年の冬、スイスの物理学者ベドノルツとミュラーが銅酸化物における高温超伝導を発見、翌年1987年ノーベル物理学賞。超伝導に興味を持ち、学部4年生の研究室配属で設立間もない低温物理学研究室に入る。超音波の装置を作製し、高温超伝導の音波物性の研究を行う。

広島大学で学位取得後、1995年に東京大学物性研究所(当時は六本木キャンパス)助手。その後、工学部応用化学科(本郷)と新領域(柏)の助教授(准教授)。新物質開発の研究を行う。

2008年8月から岡山大学教授。Ca10(Pt4As8)(Fe2As2)5 や CaFeAs2 などの鉄系超伝導体、SrPtAs や SrPt2As2、IrTe2 や AuTe2 などの超伝導物質を発見。

2021年4月より広島大学教授。古巣の低温物理学研究室にて超伝導と新物質開発の研究を開始。解析力学(学部2年生)の講義などを担当。コロナによる不自由な時期を経て、2023年より学術変革領域研究 (A) 「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー」の計画研究(分担)と学術変革領域研究 (A)「超セラミックス」の公募研究(代表)に採択、広島大学での研究活動が本格化。

学生たちと共に面白い物質を発信していきます。ご期待いただければと思います。

略歴

1985年 山口県立岩国高等学校卒
1990年 広島大学理学部物理学科卒
1994年 広島大学大学院理学研究科物理学専攻修了 博士(理学)
1995年 東京大学物性研究所 助手
1999年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 助教授
2008年 岡山大学大学院自然科学研究科 教授
2016年 岡山大学異分野基礎科学研究所 教授
2021年 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授
現在に至る

研究業績

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野原 実
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